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30MM(30MINUTES MISSIONS)「ALTO(アルト)」、オプションセットレビュー

30MM

好きな量産機はエヴァ量産機、ゆーいち(@ucu1k2)です。

今回はバンダイスピリッツの新ブランド「FUNPORTER」から発売された新レーベル「30 MINUTES MISSIONS」をレビューします。30MM

30 MINUTES MISSIONSのレビュー

6/28に発売された第一弾『bEXM-15 「ALTO(アルト)」』はホワイト、イエロー、ブルーの三種類。
これが本体になり、オプションパーツとして武器セット、近接/遠距離用アーマーが2種類×2色が同時発売されました。

参考 6月29日発売のBANDAI SPIRITS オリジナルメカ企画の<br /> 30 MINUTES MISSIONSの遊び方を一挙公開しちゃいます!ホビー事業部の開発ブログ

30MM

腕や足など細かいディテールがデザインされていますね~。
最近のガンプラによくある小顔足長体系ではなく、いい意味で特徴のないスタイルになっています。

当初「量産機ファンよ、立ち上がれ」というキャッチコピーでしたが、量産機タイプをカスタマイズして自分だけの機体を作り出すというコンセプトに移行していくんじゃないですかね。
構成としては対抗馬として名前が挙がるフレームアームズに近いと思いますが、フレームアームズほどデザインが個性的ではないので、組み換えもできるマシーネンクリーガーのようなコンセプト、楽しみ方を目指したんじゃないかと思います。

サイズは普通のHGUCよりも頭一個分小さいぐらい、ちょうどF91やクロスボーンの「小型MS」のサイズと同じぐらいです。30MMサイズ

アーマーは各所に3mm穴のハードポイントがついているので差し込んで接続します。
ダボを使って腰にも武器を懸架できます。
もちろん懸架する以外の穴は開きっぱなしなのでデザインを重視したいならパテで埋めるなどの処理が必要ですね。

30MM

バックパックの穴は「鉄血」のガンダムフレームの接続ピッチと同じでもバックパックを外すとHGUCでよくある横2穴が出てきます。30MMホビージャパン誌の作例で使用されていましたが、例えばHGBCスカルウェポンが加工なしでポン付けできます。30MM

前述の通り小型MSサイズなので、VガンダムやSNRI製のMSの装備がよく似合うかもしれません。

30MM static display

本体+武器オプション+アーマーオプションです(一部省いています)。
ハンドマシンガンやアサルトライフルなどのデザインは良好です。近接武器としてハンドアックスとダガー(短剣)がありますが、持ち手が丸軸なので握り手の中でクルクルと回転してしまいます。
ここは四角軸でよかったのではないのかなと。30MM altoイエロー

個人的にアーマーの形状は近接型のが好きですね。
今後は脚部差し替え用のマルチブースターユニット、オプションバックパックなどの展開が控えています。
これはこのままガンプラなどへのミキシングに使えそうです。30MMマルチブースター

ところで実際に30分で作れるのか

ランナーのパーツ配置とパーツ構成によって劇的に作成時間を短縮、というのがウリの一つで当初「30分ほどで作成できる=30 MINUTES MISSIONS」と命名されていたようですが、その後のインタビューで「作成していて30分夢中になれる」と語られています。去年発売された名作キット「HGAC リーオー」とよく似た構成で、確かに早組み可能です。

妻と一緒に作ってみた結果、私が約40分、妻が胴体周りのパーツ合わせで苦戦して70分ほどで本体を作り上げる事が出来ました。
説明書を見て後でバラしやすいように一部ダボ処理していますので、2回目以降なら30分じっくり使って完成させる、という組み立てペースになるかと思います。

ただ、早く組めるキットそのものには意味があると思いますが、プラモデルのタイムアタック自体にはたいして意味がないと思っていますし、数を揃えるなら1000円ぐらいだと嬉しかったなという感じです。
HGUCジムは模型の価格が高騰する今でも500~700円、リーオーで800円前後ですしね。

30MM妻作成中

可動は肘が一軸関節、膝が二重関節、肩はポリキャップで若干前に引き出し可能です。
足首は「鉄血」のフレームのように左右への横ロールが可能なので地面への設置性が高く、腰の入ったポージングができます。

30MM脚可動
股関節はS字型の回転軸になっており、軸が回転することで立ち膝ポーズがかなり取りやすくなっています。

30MM股関節

30MM

ただし、腰のデザインのため太ももは90度以上上がりません。かかと落としぐらいはできるので十分かなと思います。30MM脚可動

腹部にはポリキャップが入っており前傾も可能となっていますがポリキャップと穴の合いがきつめなので曲げるには調整が必要です。

30MM可動

差し込み構造はガンプラでよくあるジョイント構造なので、形状と径さえ合えばこういう差し替えも可能です。
(腕:「HGIBOグリムゲルデ」、脚:「HGRCマックナイフ」)

30MM差し替え腕と脚はわりとヒロイックなデザインのため、頭と胴体を差し替えると量産機感はほぼ無くなります。
頭部と胸部のデザインは…まぁ量産機ならではですよね。30MMらしさを残しながらミキシング、改造していくのはデザインセンスを問われそうです。

30MMのまとめ!

素体というには癖があり、主人公機というにはフラットなデザインで、「量産機のカスタム機」が好きな人には楽しめるシリーズが出てきました。

ただ、新シリーズを立ち上げるもののあまり盛り上がらないとすぐに潰して次のレーベルを立ち上げるのがバンダイさんなので、シリーズがどれぐらい続いていくのか不明瞭なのも心配なところです。
現在のところ店頭での売れ行きも好調なようですし、オプション類の充実によって大化けするかもしれませんね。

アルトのカラーバリエーションです。一部差し換えで差し色が入るだけでも印象代わります。

次弾オプションアーマー。二本角の主人公メカらしいフェイスが入っています。

SEEDの「エールストライカーパック」を彷彿とさせる換装用オプションバックパック。ディテールを細かく塗り分けると映えそうです。