2/2「Windowsで8bitdo zero2を使ってクリスタ用左手デバイスにする方法」をアップしました

Windowsで8bitdo zero2をクリスタ用左手デバイスにする方法

15年ほど前にイラストサイトを運営していたゆーいち(@ucu1k2)です。

妻がイラスト描きに興味を持ったので先日ペンタブレット(Wacom Cintiq 16)を購入したのですが、ちょうどTwitterで左手デバイスツールとして8bitdo Zero2が紹介されていたので早速ポチ。

このコントローラーによく使うショートカットを割り当てて便利に使おう、という趣旨です。
例えば消しゴムをかけたい時にいちいち右手を動かしてタップしなくても左手のボタンを押せばいいので、本当に作業効率が上がります。

前述の通り絵描きに使用しますが、ドローイングソフトは「Clip Studio Paint‎(クリスタ)」を想定しています。

また後半では複数のソフトで設定を切り替えてコントローラを使用する方法も紹介します。

左手デバイスとは

左手デバイスの歴史は案外古く、私がイラストを描いていた頃(2005年ぐらい)だとノートパソコン用のテンキーデバイスを使ってシートカットキーの代わりにしていました。
左手デバイスは元々はPC用オンラインゲームで使う人が多かったですね。ゲームで必要なキーだけを抜き出した小型キーボードといったサイズで私もそれで存在を知りました。

最近はiPadで書く人が多くなったので、今回紹介する8bitdo zero2のようなBluetooth接続のデバイスが取り入れられるようになってきたのかもしれません。
左手用小型キーボードと違って手の位置が自由になるのが良いです。

公式でも左手デバイスが販売されています。昔は有線タイプでしたね。

さっそく開封したいところですが、箱からしてめちゃ小さいです。

で中身がこれ。小柄な妻の手からしても小さいサイズ。最初はピンクローターかと思いました。

事前に準備する事

コントローラーはBluetooth接続なのでパソコン側にBluetooth機能が必要です。
うちのデスクトップPCにはBluetooth機能がないのでUSBアダプタを別途用意しました。

TP-Link Bluetooth USBアダプタ ブルートゥース子機 PC用/ナノサイズ / Ver4.0 / 3年保証 UB400
TP-LINK

まるっきり同じ外見でWi-Fiアダプタがあるので購入の際には注意が必要です。

USBを差し込むとドライバが自動的にインストールされてタスクバーかタスクトレイにBluetoothマーク()が出ればオッケーです。

8bitdo Zero2の接続

マニュアルは英語ですが、やる事は難しくありません。

1. パソコンを起動→「設定」→「デバイス」→「Bluetoothとその他のデバイス」の画面で待機。

2. 8bitdoのRボタンを押しながらスタートボタンを2秒長押し(ランプが点灯を繰り返すまで)。

※Rボタンを押しながらだとキーボードモードで立ち上がります。

3. セレクトボタンを長押し(ペアリングモードに入ります)

ここでWindows側で認識されればいいですが、されなければ次へ

4. 「+Bluetoothまたはその他のデバイスを追加」をクリック→「Bluetooth」をクリック

検索されたデバイスが表示されるのでクリックして認証待ち。

MEMO
私は遭遇しませんでしたが、もしかしたらPINの入力を要求されるかもしれません。
0000を入力すれば通るかもしれないですがキャンセルしてR+スタートボタンからやり直すのも手です。

5. 8bitdoが認識されるのでクリックして一覧に出れば終了。

クリスタのショートカット設定

どこに何の動作を割り振るかは個々人の使いやすいようにすればいいと思いますが、例として十字キーの左キーに消しゴムツール選択を割り振ってみます。

クリスタの「ファイル」→「ショートカット設定」のプルダウンメニューから「ツール」を選び、「消しゴム」の部分でダブルクリックもしくは「ショートカットの編集」。

この部分が薄い灰色になったらコントローラの左キーを押すと十字キーにあらかじめ割り振られているアルファベットが自動入力されます。
左キーの場合はCキーが割り振られます。

自動入力されたらOKを押して設定完了。
縦持ちして左キーを押すと消しゴムツールにフォーカスが移動するはずです。

ボタンを押したときの挙動としては

キーを押し続けている間は消しゴムツールとして使えますが、離すと直前まで使っていたツール(ペンツールなど)に戻ります。
逆に左キーを押してすぐ離すと消しゴムツールを選択したままになります。

以下同様にキーを割り当てていきます。
ウチではこのように割り振りました。

ボタンを押すたびにペン→鉛筆→筆→ペン…と切り替わりますが、これはショートカットに同じ文字を割り当てています。
ブラシサイズボタンは押しっぱなしで切り替わっていきます。

セレクトボタンとスタートボタンは電源やペアリングで使用するので誤作動を防ぐため割り振りません。

何を入れるかは個人のクセなどもあると思いますが、消しゴム、スポイト、ブラシのサイズ変更、アンドゥ(リドゥ)、拡大、縮小、上書き保存、人によっては左右反転あたりもマストかと思います。

ついつい調子に乗って全てのボタンに複雑にキーを割り振ってしまいがちですが、結局シンプルなのが使いやすいです。

作業後または再作業時について

作業終了後は8bitdo Zeroはそのまま放置でスリープモードに入ります。
公称で8時間稼働の2時間充電ですのでその間に充電しておくといいでしょう。

再作業時はスタートボタンを1回短く押すと自動的に再ペアリングします。

スタートボタンの長押しで電源が切れますが、どうも一度電源を切ってしまうと再びPC側の設定からやり直さないといけないようなので気を付けてください。

クリスタなど単体のソフトで使う場合の説明は以上です。

ツールを切り替えようとするたびにペンを移動させなくていいのでめちゃ楽になりますよ。
消しゴムとアンドゥだけでも登録してみると効果を実感できると思います!

複数のアプリで切り替えて使う

我が家ではクリスタのほかに3Dモデリングソフトの「zbrush core」もインストールしてあり、こちらもタブレットを前提としたソフトになっています。
zbrushではaltキーやshiftキーを多用しますが、8bitdoのキーボードモードではshiftキーなどを割り当てることはできません。

この場合8bitdo Zero2をゲームパッドモードでペアリングし、外部常駐ソフトを使って設定を切り替えながら使用します。

準備するソフト

JoyToKeyという昔から定番のソフトを使います。
Joystick to Keyboardの略でゲームパッド(コントローラ)の入力をキーボードの入力にアサインできます。

参考 JoyToKey をダウンロードJoyToKey

JoyToKeyはドネーションウェア、俗にいうカンパウェアです。
フリーソフト同様に機能はフルで使えますが、「使い勝手が良かったらカンパしてね」というものです。
いわゆる投げ銭やYouTubeのスーパーチャットみたいなものです。

8bitdo Zero2の接続(GamePadモード)

ペアリング用のボタンが違うだけで基本的には同じです。

1.パソコンを起動→設定→デバイス→Bluetoothとその他のデバイス

2.8bitdo ZEROのXボタンを押しながらスタートボタンを2秒長押し(ランプが点灯を繰り返すまで)
キーボードモードの時はRボタンで接続しました。

3.セレクトボタンを長押し(ペアリングモードに入ります)

4.Bluetoothまたはその他のデバイスを追加をクリック→Bluetoothをクリック

5.8bitdoが認識されるのでクリックして一覧に出れば終了。

JoyToKeyの設定

1.キーやボタンに文字を割り当てる

JoyToKeyの設定から8bitdoのキーを押すと対応した部分がリアルタイムに黄色くなります。

ダブルクリックもしくは「このボタンを編集」から割り当てボタンを決めます。

2.PCのキーボードから、8bitdoのキーに対応する文字を割り振る。

文字はなんでもいいですがわかりやすく、上キーはupのu、AボタンはAという風に割り付けました。
LRボタンは十字キーのLRとかぶるので、キーボード上の隣のキー、EとKを振っています。

上の写真はLキー(十字キーの左)のコンフィグです。
この作業で、例えば十字キーの左を押すとキーボードのLキーを押したのと同じ動作として扱われます。

Lキーにはクリスタで「ブラシサイズの変更」を割り当てる予定ですが、このままの設定だとキーを1回ずつ押して移動させなければならず押しっぱなしで変更が出来ないので「自動連射」を使って押しっぱなしで移動できるようにしています。

3.組んだ設定に名前を付けて保存。

この配置はクリスタで使うのでclistaと命名しました。

アプリケーションを関連付ける

JoyToKeyの「設定」から「アプリケーションの関連付け」から、起動しているアプリケーションによって登録した割り当て設定が自動的に切り替わる機能があります。

アプリケーション情報の取得ボタンを押すと、立ち上がっているソフトの情報を自動で取得するのでいちいち探してこなくても大丈夫です。

クリスタのショートカット設定

クリスタのショートカット設定から同じようにショートカットキーを割り振ります。
先ほどJoyToKeyで設定したキーがショートカットに入力されます。

NINTENDO SwitchやPS4コントローラ(DualShock)を繋げて使う

さて、JoyToKeyを使うとBluetooth対応コントローラーが使える事はわかったかと思います。
と言う事はps4やNINTENDO Switchのコントローラーも使えます(2017年頃に話題になっていたようです)。

もともとゲームパッドに対応していないPCゲームを家庭用ゲーム機のコントローラでプレイするために作られたツールですしね。

PS4コントローラは有線で繋げばWindows側が即認識してくれるのですがサイズがデカいので左手用のお絵描きマウスとしては不向きでしょう。

ちなみにSwitchコントローラーのペアリングボタンはこの丸ボタンを長押し。

ps4コントローラーはPSボタンとshareボタンを同時に3秒以上長押しでペアリングモードになります。

おわりに

左手ツールは劇的に作業効率が上がる訳ではありませんが、確実に負担が減る便利ツールです。
長時間作業になりがちな創作活動で、10%でも20%でも負担が減ればその積み重ねは結構なものになります。一度使うと手放せなくなると思うのでぜひ導入してみてください。