【なな】ブルーティッシュドッグを組み立てからウェザリングまで!【むせた】 を更新しました!

[なな]ズゴック迷彩柄塗装ver.

迷彩柄ズゴック

こんにちは、なな(@nana_gunpla)です!

なな

今回は人生初の迷彩柄塗装に挑戦してみました。

使用したのは、HGUC量産型ズゴックから可動が改良されたHGUC【シャア専用ズゴック】です。

パチ組みをするとこんな感じなのですが、真っ赤に染まった機体は、まさにシャア専用カラー
ここから全体的に色を変えていくわけですが、まずはヤスリ掛けなどですね。

基礎工作

先端が丸くなっているパーツを尖らせて、シャープな印象にさせていきます。

足の部分と詰めの部分を金ヤスリで全体的に尖らせ、更にヤスリ600番→800番で形を整えました。
1000番まで行っても良いのですが、サフ自体が1000番くらいの目の細かさということで今回は行いませんでした。

この辺りは好みなのですが、特にズゴックの特徴である爪を鋭くすることで、より実践向きの機体にさせ、更に全体のバランスからいっても一部分鋭利にさせるより、全体的にシャープさを出すのがとても格好良いと思い実践しました。

迷彩塗装を行う前に

サフを全体に吹いて、接着しておいた胴体は後ハメするために、中の突起を大きくカットしてパーツを取り出しました。

後ハメ加工

なな

後ハメにしようと思いついたのが接着してサフを吹いた後だったので、この工程を行いましたが、実際は突起部分を切らずに、予めパーツを外してから胴体に接着するのが正解だと思いますw

塗装に使用したのは全6種類!

関節部分などの黒色系、下半身と手足の濃い青系、上半身の薄い青系、模様を出すための水色系。
これだけあれば、かなりイケメンに塗装できました。

①ガイアカラー:ピュアブラック≪関節部分≫ 
②バーチャロンカラー:フレームメタリック[2]≪関節部分≫

バーチャロンカラー:レディッシュウォームホワイト≪爪≫
④Mr.カラー:ティターンズブルー2≪下半身と手足≫
⑤バーチャロンカラー:ブライトロイヤルブルー≪上半身≫ 
⑥バーチャロンカラー:セルリアンブルー≪模様部分≫

塗装した色をどのような過程で塗っていったのか分かりやすいように番号を割り振りました。

まずは量産型ズゴックに改良のため、①~⑤の塗料を使用して全パーツを塗装をしました。
ここでポイントなのが、①と②を混色させることです。
私の場合、①60%②40%の配合で調色することで、単純な黒ではなくなり理想の少し鉄っぽさを表現できました。

つまり、①+②、③、④、⑤の塗料を使って、量産型ズゴックに塗装させます。

上記の塗装を完了させると写真のように量産型ズゴックになりました。

今回はここから更に改良していきます。

迷彩塗装を行うのは、④と⑤を塗ったパーツです。
これらのパーツには迷彩模様を入れていくため、今まで1度も登場していなかった⑤のセルリアンブルーを遂に使用していきます。

ここで使用したエアブラシは、0.3mmです。
普段使いは0.5mmを使用していますが、迷彩塗装などの細かい塗装は細めのエアブラシがオススメです。

ニードルストッパーで空気の出具合を調整しながら行うのですが、塗料の材質やパーツとの距離にもよって塗装される範囲が異なるので、いらない紙に細い線の出し方を何回か練習し、実践でもとりあえず目立たない足の裏で試してみました。
水の中に溶け込み目立たなくさせる模様にする為に、白線はハッキリした線すぎてはいけない、しかし薄すぎてもプラモデリングとしてのせっかくの要素が消えてしまう、と何度も納得するまでトライアンドエラーを繰り返しました。

何回か塗装を繰り返した結果、満足の行くやり方としては、

1.⑥を使用し、各パーツに歪な楕円形を複数、ランダムに少しぼやかして描く
2.④または⑤の部分を⑥が消えないように塗り重ねる
3.ぼやけた⑥の模様の上からややはっきりめの白線を引く
4.更に④または⑤の部分に同色を塗り重ねる

を行うことで、プラモデリングとしての迷彩柄と分かり且つ、水中でも馴染む様な機体色になりました。

ズゴックの後ハメは必要か

当初想定した時と異なった結果になったのは後ハメ加工でした。

全体のバランスを見るために何回かパーツを組み立てては外す事を繰り返していたのですが、組み立てる度に接着した部分が外れてしまいました。
パーツが外れればヤスリがけ。そして塗装、を繰り返しかなりストレスになりました。
最終的に接着したパーツが離れないように力を加えながら、力が余計な場所に分散して負荷がかからないようにかなり気を使う事で離れないということが分かりましたが、これはこれで面倒でした。

メリット
・塗装がきれいにできる。塗装残しなどができにくい
・マスキングをする手間がかからない

デメリット
・後ハメなのに後からハメるのがとても難しい(内部に入れることはできてもハメる作業が大変)
・少し力を加えるとパーツの構造上接着部分が外れやすく、場合によってはやり直しが必要

結局、後ハメ用に外したパーツはハメ込む事が困難(ハメ込むと接着部分が外れる)だったので、パーツをハメてから接着(1番最初に後ハメ加工をせずに行なっていたやり方)に腰を落ち着けてしまいました。

外れた部分は再び接着してヤスリ掛けし、そして黒パーツ部分を少し大きめにマスキングテープで覆い、サフを吹いた後再び上記のような工程で塗装していきました。
今回このやり方でリカバリーできた大きな要因として、やはり迷彩塗装だったことだと言えます。
元々のシャア専用ザクのような色が淡色の機体を塗装をするとなるとやはり粗が目立ってしまうので、もう少し後ハメについては研究していきたいと思います。

なな

黒パーツの想像以上のハメにくさは凄かったです…

 

因みに、コックピット部分は色が異なるのですが、予め切り取って接着する方法もあるらしいのですが、今回はもっと楽に行いました。

コックピット部分はちょうど六角形の形をしていたので、マスキングテープで囲むようにして塗装すれば比較的簡単でした。
マスキングテープをした後に、試しに白系の塗料を2種類吹き付けてみましたが色はうまく乗らず、結果的にはグレーのサフが上手いこと周りの色とも溶け込みました。

MEMO
目元パーツはHIQ PARTSの【VCドーム】を使用し、接着剤で貼り付け輝く様に仕上げました。
やはりモノアイは横を向いている方が動きが出るので正面の位置に張り付けるよりも断然おすすめです。

汚しは何処まですべきか

今回のテーマとしては水中戦用ズゴック、ということで作成したのですが塗装後の汚しはとても迷いました。
そこで、今回行う汚しで水中戦用ズゴックはどのような汚れがあるのだろうか、という点に着目していきました。

1.錆が付きやすいが、戦いへの影響に直結してくる錆はメンテナンスをしっかりしている事から逆にほぼない
2.水陸両用型であることを考えれば、砂が日ごろから付くため全体的にざらっぽい質感になる
3.塗装が剥がれていたとしても機体の動作には影響がないことから、実戦経験が多い機体なら比較的剥がれている部分は多い

以上の解釈を踏まえ、私が行った汚しは箇所は

1.砂っぽさを出すために、タミヤの【ウェザリングマスター≪Aセット≫】のサンドで全体を汚す
2.常に擦れる足元と、各関節部分のパーツ同士が当たる部分+αをガンダムマーカーで塗装剥がれや錆を再現

なな

あまり多く汚しをいれてしまうと、今度はレトロ感たっぷりになり現役の機体ではなくなるので、この辺りが妥当ではないかと考えました。
MEMO
因みに今回の製作で参考にした本は、
【ガンプラ塗装の教科書】【NOMOKEN】です。
それぞれ塗装や汚しのテクニックが初心者向けに非常に分かりやすく載っています。
こう言った雑誌は色や汚しポイントだけでなく、ポージングの参考にもなり助かります。

ズゴックのあとハメはもう少し研究が必要

迷彩塗装2色バージョンは比較的簡単に塗装ができる事が判明。(3色バージョンは未実地)
乾燥機に入れることで1時間程度で塗装が乾燥する事を利用し、エアブラシの掃除時間を入れて1工程20分〜30分程度を目安に行う事で乾燥待ちの時間を抑え、待ち時間の間には別の工程を行えるため比較的スムーズにできました。
トライアンドエラーが必要となる作品は、いかに効率良く進めていけるかがポイントになりますね。

なな

待ち時間でモチベーションが下がるなんて勿体ないですからね!

雑誌などでみるズゴックの胴体部分はあとハメ加工せず、そういった線として制作されていますが、私はそれがあまり好きではないので、やはり胴体の後ハメは自分の中では必須。
しかし、更に足元の様な二重線としてスジボリを入れる事で思い描くイケメンになる可能性を秘めていそうです。

シャア専用ズゴックはHGプラモの中でも比較的お手軽に購入できるので、今後の課題としても挑戦しやすそうです。