2/2「Windowsで8bitdo zero2を使ってクリスタ用左手デバイスにする方法」をアップしました

「解体中の建物A」を真鍮線とモデリングプラスターでディテールアップしてみる、その2

前回に引き続いてトミーテックから発売されている1/150ジオコレ「解体中の建物A」に手を入れていきます。

今回使用した工具・マテリアル
  • 0.3mm真鍮線(20cm×22本)
  • Mr.ジャスト ハケ塗り瞬着(SGIクレオス)
  • 硬化促進剤(タミヤ)
  • Mr.モデリングプラスター(SGIクレオス)

鉄筋、太すぎない?

前回ぶっ刺した0.5mmの真鍮線。

ビルの縮尺が1/150なのでリアルスケールに換算すると0.5mm×150=太さ75mmの鉄筋となるわけですが、工事現場などでよく見る鉄筋は10mm、極太サイズでも51mmなんだとか。

わかってはいましたが完全にオーバーサイズですね。もはや鉄骨です。
それに加えて通常、鉄筋はマス目に組まれるため、にょろにょろと見える真鍮線はそれっぽくは見えるけどもよく考えるとリアルさに乏しいのが引っかかってました。
この辺りは昔からある「リアルとリアリティ」論争に絡んでくるので深くは語らないですが、できる限りは現実に即した形で組みたいという欲求が技術の向上につながると思うので作り直します。

「プラモ狂四郎」のマスターも「気にいるまで何度も作り直したもんさ」と言ってました。
まったくの余談ですが、小さい頃は「一回接着したり塗って出来上がったのを全部バラしてまた作り直すなんて、マスター物持ちいいな、さすがだ」とか思ってました。
(自分の店で)何度も買い直してくれ、の意味だったんですね。

なな

汚れた大人の考え方だ…

それはともかく、鉄筋の太さ10mmを再現するには真鍮線の太さが0.07mmとなり、もう極細銅線になってきます。これをマス目に張り巡らせると相当美しい気はしますちょっと現実的ではないかなと。
今回は妥協して0.3mm真鍮線を使用しました。というか0.2mmが売ってませんでした。

出来上がったのがこちら。
ランダム性が上手く作用するかな、と思い、前回埋め込んだ0.5mm真鍮線もそのまま残してあります。

ビルの1辺約50mmに対して、22本の0.3mm真鍮線を約2mm間隔で並べました。

厚めの粘着テープに貼り並べた2つを垂直に重ねてマス目を作り、交点を中心に瞬間接着剤、その上からタミヤの硬化促進剤をはけ塗りして切り出したのが先ほどの写真ですが、白い塊はそのパテが固まったものです。
硬化促進剤の通常の使い方としては「先に塗布しておいてから瞬着を塗る」ですが、逆にするとこんな風な表現になります。

ゆーいち

これはこれで思った通り鉄骨にコンクリがこびり付いた感じになりましたが、まぁあとでパテを盛れば良かっただけかも。

ちなみにこの用法だとハケに瞬着が固着します。お湯でほぐして流せますが確実にハケ部を痛めるのでお勧めはしません。

妻にも手伝ってもらい、このメッシュシートを2枚作成。
ピンセットでつまんで微調整(目分量)しながら乗せていきます。

メッシュシートが出来上がったらある程度形を想像しながらワイヤカッターで切断。
切断の振動や衝撃で接着が外れたり細かい切りくずがでますが、これは後で追加盛り付けで活用するので取っておきます。

0.5mm真鍮線を縁の中心に埋め込んでしまっていたため、メッシュシートは底面にくっつけて「瞬間カラーパテ」を盛っています。さすがにこの本数を開口するのはしんどいですしね…
床の裏にパテ盛って床高を増せば疑似的に床の真ん中から生えているように見えるんじゃないかと。

切りくず線を使って床だけではなくビル壁からも鉄筋を生やしました。

ちなみにこのメッシュシートはわざわざ自分で作るまでもなく、waveや各マテリアルメーカーからマス目状やハニカム状などが発売されているので、そっちの方が綺麗に精密に仕上がるんじゃないかと思います。

瓦礫も山の賑わい

写真の左の方にも写っていますが、このジオコレ「解体中の建物A」にはプラ製の瓦礫がついてましてそれを配置するだけでも結構雰囲気が得られます。
ただ、エッジが丸かったり厚さが均一だったりもう一押し欲しいよな、という出来。
また、構造物が瓦解した事により発生した土砂などは別途準備する必要があります。

という訳で、今回はGSIクレオスのMr.モデリングプラスターを使ってみました。
中身はグレーの石膏300gと専用接着剤。専用接着剤が無くなったら木工用ボンドで代用可能とあるので、専用接着剤とは銘打っていますがこの中身も多分水性の木工用ボンドなんでしょう。

主剤と水の配分量は10:4だそうなので石膏100gに対して水40g、せっかくなので専用接着剤も5g程度入れておきました。

箱裏の説明では「石膏に水を注いで撹拌している」写真でしたが、本来であれば「水に石膏を混ぜ合わせていく」の方が上の写真のようなダマにならずに滑らかな石膏ができるようですね。
と言っても注いでしまったものは仕方ない。
というか水40gではモロモロ状態でまったく滑らかさが無いので、少しずつ加水して混ぜていきます。

プラス10gは混ぜすぎたかも。

石膏は加水しすぎて水分吸収能力が飽和してしまうともう固まらないそうなのでその時は泥表現に使えばいいやね、とか考えつつ山善のドライブースの中へ。
50~60度の室内で、乾燥まで24時間との事なので丸1日置いてみました。
4時間ほどで一回取り出した時にもほぼ固まってましたが、若干崩れ方が「サクッ」としてたのでもう少し固くならないとエッジの立った瓦礫造形には向かないですね。

という訳でまだ若干内部は柔らかい気もしましたが、表面はカチコチになったので早速ハンマー一閃。
いい感じに砕けましたが、ハンマー当てたところ(右上)が砕けるのではなく凹んでいるので、やっぱり中身は完全に乾燥してなかったようです。
逆にこのぐらいの乾燥時にへこませることでできる表現もありそうです。

もう少しだけ細かくハンマーで砕いて、土砂と合わせて100均の乾燥剤と一緒に保存しておきます。
まだ大きめの瓦礫が多いですが、砕くのは後からでもできますからね。
これをビルの内部や外に配置していこうかと思っています。