2018.4.2 購入後、別エントリーを追加しました。
ガンダムマーカーエアブラシシステムでHG1体吹いてみてわかった事
ガンダムマーカーエアーブラシシステムって?
メリットとデメリット
クレオスが模型ホビーショーで発表したのが「ガンダムマーカーエアーブラシシステム」です。
ガンダムマーカーをアタッチメントでエアブラシに接続し、エアーで塗料を塗布する簡易エアブラシシステムです。
価格は190mlのエア缶が付いて3400円、同様のシステムにはコピックエアブラシが、また模型用簡易エアブラシとしてはプロスプレーがありましたが、このマーカーシステムの何よりのメリットは
掃除が必要ない
これは同じような仕組みで、塗料瓶から吸い上げエア缶から吹き付けるプロスプレー(クレオス)やスプレーワークHG(タミヤ)と違ってかなりの長所になります。
エアブラシの掃除って面倒なのもあるんですが、テンションが途切れやすいんですよね。
でも1色塗るごとに掃除して次の色を準備しないと吹けないわけです。
しかしこれはマーカーを差し替えるだけ。
プロスプレーでも「塗料入りの瓶を複数用意し、瓶を差し替え」て似たようなシステムを構築できますが、このガンダムマーカーエアブラシはさらに簡単。
ガンダムマーカーエアブラシが「マーカーで発売している色しか吹けない」のに対し、プロスプレーには「すべての塗料色を使用できる」という大きなメリットがあります。一長一短ですね。
ちなみにこのガンダムマーカーエアーブラシはアタッチメントの付け替えでクレオスのL5コンプレッサーを接続できます(ホビーショーにて確認)。
おそらくL7も問題ないでしょう。もちろんプロスプレーにコンプレッサーをつけても吹けます。
プロスプレーをコンプレッサーで使うなら普通にエアブラシを買った方がいいと思いますが…
ガンダムマーカーエアブラシの使用感は?
では実際の使用感はどうだったのか。
ホビーショー会場で、エア缶ではなくL5コンプレッサー接続状態で試し吹きしてきました。
したがって数分連続使用していると圧力が低下してエアが安定しなくなる事はない状態でのテストです。
その結果…
なな
と妻の話。俺も大体同じ感想です。エアブラシのように粒子が整わない=表面がデコボコになる訳ですね。
会場でもスタッフのお姉さんがせわしくペン先押してインク出してましたしね。
エアブラシ初心者のハードルを下げる事には成功している?
エアブラシは高いんですよね。一般的に使われているクレオスのL5やL7は約3万から4万円、タミヤのベーシックコンプレッサーや造形村エアテックスで2万から3万超、プチコンが2万円を切るぐらい、メテオなどが1万を切るぐらい。
これに加えて塗装ブースが必須です。これが2万円前後。これに防毒マスクや溶剤などを購入すると、いやぁいいお値段。
エアブラシがあると奇麗に塗装できる事はわかっていても、なかなか金は出せないものです。
ガ、ネットの反応を見るとガンダムマーカーを利用する事で、プロスプレーやイージーペインターよりも更に精神的ハードルを下げる事には成功しているように思えます。
というよりも、より高いシステムを購入してもらうための呼び水として十分機能している気がしますね。
では実際どんなものか自作してみよう
この画期的アイテムを知り、さっそく自作してみた人たちがいます。
そうか、こういうことか pic.twitter.com/5jGdx9UUfo
— 猫月 (@nekothuki) September 30, 2017
ガンダムマーカーこれで吹けるよ。 pic.twitter.com/Yr0JounbHm
— ハル@おらジム見てけろ (@hal16793727) October 1, 2017
実験的に、紙コップに吹き付けてみました。
時間かけて、セッティングしたら、そこそこ、いけるかな?#ガンダムマーカー#自作イージーペインター pic.twitter.com/dsji2xfbIc— ガンダム二等兵 (@mSZD0d4o806mrbx) September 30, 2017
よくあるエアダスターのストローを短く切って長さを合わせて吹いている人もいますね。
きちんとした風圧できちんとした固定と調整をすれば、十分奇麗に吹けるような報告も上がっています。
実は前述のコピックエアブラシにガンダムマーカーを装着して吹けるかどうか試してみた人もいます。
参考 コピックエアブラシの顛末Actionism~可動主義~Reload要調整ですがなかなかいい手ごたえだったようです。
ガンダムマーカーエアブラシは買いか
模型ホビーショー時における個人的な第一印象です。
入門機種としては4.5ぐらいつけてもいいんですが、このエアブラシが気に入った人は多分すぐにコンプレッサー式のエアブラシに乗り換えると思うので3.5にしました。
僕の中でのメリットは「発色のいいガンダムマーカーのメタリックカラーを手軽に吹ける」です。
特にゴールドや三国志メタリックなど眠らせておくには惜しいが筆で塗ってもムラになる、という微妙な面積のものを素早く塗りたい時に役に立ちそうです。
ちょこっと塗ってすぐエアブラシの掃除とかほんともうテンション下がりますしね!!
逆に前述の通りデメリットはたくさんあります。
あまり触れられていないですが、これも塗装ブースがいると思いますしね。これぐらいなら後ろに画用紙でも貼ればいいかなという気はする…。シンナー臭はしないですがアルコール臭は多少あります。
あとエア缶を使うデバイスの宿命ですが、絶えず予備を一つは持っておかないと突然のエア切れで脳死入ります。コピックエアブラシで何度となく体験しました。
でもやっぱりエアブラシが「一番お手軽で奇麗に塗れる」と思うんですよ、総合的に考えて。
缶スプレーがお手軽では上を行きますが捨てがたいですが色の選択肢が無いですしね。
ガンダムマーカーエアーブラシでも、イージーペインターでもプロスプレーでも、まずはエアブラシに触ってみるとほんと世界変わります。
ちなみに、新宿・模型ファクトリーさんのように最近はエアブラシブースをレンタルできる店舗もあったりするので近くにそういったブースがある方は試し吹きしてみるのもいいですね。
参考 アトリエ ~工作スペースと塗装スペース~模型ファクトリー
2018.4.2 購入後、別エントリーを追加しました。
ガンダムマーカーエアブラシシステムでHG1体吹いてみてわかった事