なな
地方自治体が発売しているプラモデル。
福崎町妖怪模型シリーズ第2弾『天狗』を作成しました。
2018年に発売されて比較的早期に購入したのですが、家の中で長いこと眠っておりまして今回遂に日の目を見る事ができました。
今回作成した天狗は、前回の河童のガジロウに比べてだいぶ横幅が大きく、その分翼がとても映える作品となっています。
前回の作品がコンパクトにまとまった分、写真を撮るのも一苦労のスケール感は非常に作りごたえがありました。
[なな]異色系プラモ『【河童のガジロウ】Kappa Gajiro』作りに挑戦
自分だけの‟天狗”を追及する
ランナーの数は前回の河童のガジロウが2つだったので、枚数は2倍になりましたが、比較的コンパクトな量ですね。
普段のプラモデル作りだと、パーツをある程度組み合わせてからそれぞれにサフを吹くのですが、今回は少しでも手間を省こうとランナーのまま黒サフを吹きました。
まず1パーツで完結されている三叉から作成。
最初のコンセプトはザ・山神!だったのですが、武器をもっているならカッコいい感じにしたいなと思い血濡れの三叉にしてみました。
なな
作っていて楽しかったパーツ部分の1つは上半身です。
全体的に見てもそれぞれのパーツ数はそんなに多くなく、上半身も例に漏れることなく腕を省けば2パーツからの構造だけでした。
しかし、この磨き上げられた肉体美の造形がとても素晴らしかったです。
こういった点からも福崎町は今回もかなり力を入れているな、という感じです!
接着剤をきっちり使用しても、隙間が気になった所はパテ盛りを行いました。
シアノンDWとMr.SSPのHGパウダーを混ぜて爪楊枝で隙間を埋めたのですが、なかなか付ける量の調整が難しいですね。
薄く膜を引く様に行えば良かったのですが、この時大分盛ってしまったのが原因でヤスリ掛けが非常に大変でした。
それでも若干盛り上がっている部分も残ってしまったので次回はこういった点も改善したい点ですね。
なな
今回の組み立て方は、パーツをある程度組み合わせたら着色していきました。
ヤスリ掛けをして整え、シタデルカラーで着色を行う工程です。
また、着色した後隙間が見つかれば、再びそこをパテ盛りしてヤスリ掛けを繰り返しました。
シタデルカラーはベース→レイヤー→シェイドの順番で塗っていけば何も考えずとも色の印影が出来上がるのが、とてもありがたいですね。
色を重ねていく際に、シタデルカラーはカバー力もあるので失敗してもある程度リペイントできると、割かし強気で塗っていけます。
上半身と下半身、そして三叉を接着した写真がこちら。
上半身と腕を接着の際、隙間が気になった部分はパテ盛りし、これをヤスリがけしてシタデルカラーで周りの色と違和感なく着色していくのは面白かったです。
腰回りに付いているドクロもシタデルカラーで塗るとらしくなって素敵ですね。
天狗パーツの組み立てで1番大変だったのが、この天狗の後頭部の髪の毛!
順番を守らないと死ぬ。順番を間違えなくても細かすぎて死ぬ。
そんな造形をしていたので、細かい作業が苦手な私はかなり悪銭苦戦して組み立てました。
なな
配色一つで雰囲気が変わる
このプラモデルで1番のお気に入りが、左右それぞれ3パーツでできているこの翼!
この翼が本当に幅が大きくて、迫力満点なんです。
配色は青系統にしようとは思っていたのですが、塗れば塗るほど面白くなり、色を重ねていくごとに表情を変えていく造形でした。
当初はそんなにカラフルにせずに青系統で徐々に色の濃淡を付けていこうと思っていたのですが、試行錯誤の末、こんな配色になりました。
前と後ろで配色の違いを出してみたのですが、翼が左右若干形が違っていてそれも面白かったです。
なな
足元を魅せる
せっかくプラモパーツの中には天狗を乗せる土台があったので、今回はジオラマ風に改造してみました。
使ったのが、ウォーハンマーのベースデコレーション『SKULLS』です。
全部で340パーツ入っているので凄い量でした。
ランナーを見ていただくと、その骨の量が分かるはず!
カメラに収まりきらない量でした。
大きなパーツもありましたが、使いたいパーツは小さいパーツだったので効率化のために接着の弱い両面テープでパーツを固定し、複数を同時着色させてドクロを大量生産しました。
土台にドクロタワーを建設中の写真です。
ほぼ同じサイズの物を乗せていくので直ぐに積みあがっていって、初めてウォーハンマーのベースデコレーションを使用したのですが非常に使いやすい物でした。
ただ、小さすぎて飛ばすと何処に行ったか分からなくなりますw
なな
河童のガジロウと比べて
前回の河童のガジロウからシリーズ第2弾までの期間が比較的開いていた印象ではありましたが、そのおかげか今回は前回と比べてもそれぞれのパーツの相が良かった印象です。
ランナー数も倍になった分、より細かい表現ができる作品になりました。
ただ、どのパーツから何処に接着すれば良いんだ?という少し分かりにくい説明図になっていた印象です。
そういった点は、慣れていないと悩んでしまう点ではないでしょうか。
また、数字で記載だけではなく、個人的には‟腕①”の様に書いてくれると何処を指しているのか単純な説明図の中でも分かり易いかもです。
しかし、前回以上に細かな造形と着色しがいのあるモールドの作りは非常に好感の持てる作品であり、夢の広がる作品でもありました!