【なな】ブルーティッシュドッグを組み立てからウェザリングまで!【むせた】 を更新しました!

シタデルカラー入門者にオススメする追加で揃えたい3色+2色はこれ

前回の「シタデルカラー入門者はこの3色から始めよう」の続きとなります。
ガンプラなどで使える、シタデルカラー入門者にオススメの3色はこれ

前回のエントリーでは鉄血シリーズやMGなどで見られるフレームへの塗装を前提に、

Brass Scorpion(ブラススコーピオン LAYER No.22-56)
Lead belcher(リードベルチャー BASE No.21-28)
Warplock Bronze(ワープロックブロンズ BASE No.21-31)

この三色を紹介しました。
実際にフレームを筆塗り塗装してみたものが上の写真です。

今回のエントリーでは更に追加で3色+2色を紹介します。

押さえておきたい汎用的な3色はこれ

「ガンプラにおけるシタデルカラーはワンポイントでの起用」を踏まえ、メカ物で考えると次に思いつくのはセンサー類です。
赤、黄色、緑あたりを揃えておくと使えそうなのはなんとなく察しが付くかと思います。
この三色でお勧めなのは

赤…Mephiston Red(メフィストンレッド/BASE 21-03)
黄…Yriel Yellow(ユリエルイエロー/LAYER 22-01)
緑…Moot Green(ムートグリーン/LAYER 22-24)

シタデルカラーは乾燥後に一段階鮮やかに発色するものが多いですね。

ガンダムの黄色に合わせるのであれば「AVERLAND SUNSET(アヴァーランドサンセット BASE 21-01)」の方が近いかと思います。

購入時の参考としてこの三色も置いておきます。
オレンジは大体どの色とも合う万能色ですね。

更にオススメな2色がこれ

余裕があれば更に

灰色…Mechanicus Standard Grey(メカニカス・スタンダード・グレイ/BASE 21-24)
ウェザリング用…Nuln Oil(ナルンオイル/SHADE 24-12)

このあたりもお勧めです。
メカニカス・スタンダードグレイ(左)は癖のない灰色といった感じで全局面的に使えます。
参考までに真ん中の「ドーンストーン(LAYER/22-49)」はスタンダードグレイに対してのライトグレーで、これも使いやすいです。

一番右のナルンオイルはウェザリング用の塗料です。
上の写真で容器のラベルが反射している事からも分かる通りほぼ水状態の濃度ですので筆に含ませてビシャーっと塗って、余分なのをふき取るだけでいい感じに使い込まれた感が生まれます。
似たような効果が作れるエナメルウォッシング塗料も発売されていますが、エナメル臭がどうしても発生してしまいます。
ナルンオイルなら「顔料の入った水」なので家族がいるリビングでTV見ながら塗れますし、臭気が漏れてご近所さんに怪訝な顔される事もありません。

ナルンオイルとリードベルチャーでウェザリング

作例としてガシャポン「EXCEED MODEL ZAKU HEAD」のジョニーライデン機を軽く着色したものを用意しました。

前回のエントリーで紹介した「リードベルチャー(銀)」と「スコーピオンブラス(金)」で塗り分けしてディテールアップしています。

用意するものは「ナルンオイル」とキムワイプや綿棒など拭き取るものだけ。
平筆にナルンオイルを含ませて、


ビシャー。
いいんです、これで!
モデル全体にナルンオイルを塗りたくり、モールドに沿って縁のあたりにオイルを残しつつ残りをキムワイプなどで拭いていきます。
乾燥するとこの通り。
ウォッシングによって色のトーンが一段落ちているのが分かると思います。
後は深みを持たせたい所に重ね塗りや、細筆で表情付けをしていきます。

ナルンオイルに満足したら、リードベルチャー(銀色)によるドライブラシ。


塗料を付けた後拭き取ってわずかに塗料を残した筆でエッジを撫でこすりつけ、ハゲチョロ(塗膜剥げ)表現を付けていきます。
さっさと平筆でなぞっていますが細筆なども駆使した方が綺麗に仕上がります。

塗膜剥げ表現も古い塗膜剥げと新しいものがあるので、古くからある傷にはナルンオイルを上からかけます。
順番的にはドライブラシ→ナルンオイルの方がひと手間で終わりそうですが、バランスを見て結局また塗り足したりするのでどちらでもいいです。
これぐらいなら大体30分ぐらいで終わります。
今回はナルンオイル(とリードベルチャー)だけでしたが、ウェザリング用のマテリアルは豊富に販売されているのでそちらを使ってよりリアリティを高めてもいいかと思います。

オススメの色多くない? もうセット買った方が良くない?

シタデルのセットはカテゴリー別に販売されていますがさしあたって必要なのは、
「Citadel Base Paint Set」
もしくは
「Citadel Layer Paint Set」でしょう。

価格は11色でおおよそ6000円、20色で10000円と、多少セット割適用価格という感じでしょうか。
もちろんセットなので色は自由には決められないですが、流通の関係からプレミア値がつきやすいシタデルカラーですし、チマチマ揃えるぐらいならこの1セットで主だった色はカバーしているのでBASEセットを購入してみるというのは一つの手です。

ただ、個人的には作成しているキットで使いたい色を探して1個1個買っていく方が楽しいかなぁ、とは思います。
webの商品写真だと色温度などの関係で正確な色味が表示されなかったりする問題とか、基本的に混色は推奨されないシタデルカラーなので実店舗で手に取りながらというのも楽しいですね。


未読の方は前回の「シタデルカラー入門者はこの3色から始めよう」も合わせてお読みください。

ガンプラなどで使える、シタデルカラー入門者にオススメの3色はこれ

塗料のようで塗料でないような感覚のウェザリングマテリアル。お手軽に「くたびれた」感を出すのにおすすめですよ。