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バーニアの内側はなぜ赤いのか

ガンメタルってそのまま塗ると目立ちすぎて使い方難しいなぁ、と思うゆーいち(ucu1k2)です。

ガンダムではお馴染みの内側が赤いバーニア。
0080や逆シャアの頃は黄色いバーニアですね。

ガンダムにおけるバーニア内部色の歴史としては大雑把に言うとZガンダムから黄色ノズルがメインになり、0083あたりから赤色ノズルになり、最近は金属色そのままが多いという感じです。
とはいえGレコのカットシーは足裏に黄色いバーニアでしたし、鉄血のガンダムヴィダールは膝に赤バーニア、サンダーボルトではジムに小さい黄色のスラスターがついていましたね。
そうそう、Zガンダムでもバイアランは赤ブースターでした。

ちなみに1/1ガンダム立像、ユニコーンガンダム立像共にバーニア内部は外側色と同色になっています。

では実際、超高熱を発する噴射口に対してどのような素材、または塗料が使われているのでしょうか。
少し調べてみました。

ふはは、ご存じの方も多かろう

そもそも色のついたバーニアなんてあるのか、という話ですが噴射口は現実世界の軍用機やロケットを見てもほぼ金属下地そのままの色ですので、赤いバーニアに関してはおそらくデザイナーさんがソ連のソユーズ11A511ロケット(RD-107)を参考にしたものと思われます。

しかしながらあの赤色は運搬時に付けられるただのカバーのようです。
注意色による事故防止のためかロケットノズルという機密保持のためかわかりませんが発射時には外されるんじゃないでしょうか。カバーの外し忘れ防止のために派手な色にしたと想定もできますね。

切り離されて地上に落下したソユーズロケットの噴射口は完全に焦げていました。

また、世界初の民間企業による有人宇宙船「SpaceShipOne」ではノズルに赤いフェノール樹脂性のカバーが取り付けられておりそのまま離陸、帰還時には全て燃え尽きていました

ガンプラで塗る場合には警告色として塗りっぱなしでもいい気もしますし、なにしろそこらの塗料なんて一瞬で燃え尽きて金属地が露出する超高熱部なので金属地色そのままでいくのもアリだと思います。
ついでに言うと青焼けにはチタン色の下地が良く似合うと思います。
アルミニウムはなかなか青焼けにはならないらしいですね。

そういえば作例でよくあるバーニアの中心に棒が立っているのはなんでしょう、ほぼ100%意味は無いと言うか噴射時の不安要素でしかないですが格好いいのでいいんです。

結局のところ

バーニアの赤色はデザイン的な見栄えであったり、噴射熱の疑似表現というメタ論が一番大きいんでしょうけど、ソユーズらに倣うのであれば赤いバーニアの機体はまだ一度もバーニアをふかしていない処女機または整備中の機体とも言えます。

もちろんモチーフの基になった(であろう)というだけの話ですので、宇宙世紀の黄色・赤色にはまた違った意味があるのかもしれません。

ですのでバーニア内の色も挿し色として色々変えてみるのも面白いんじゃないでしょうか。機体自体の雰囲気にもよりますが、ライトブルーやエメラルドグリーンなどもハマると思います。
フレームアームズガールのようなマジカルな雰囲気を許容するモデルで試してみたいですね。