8/1[なな]ヘックス迷彩カプルちゃんを更新しました!

もうそろそろガンプラで世界征服を狙う組織が出てきてもいいんじゃないか

ゆーいち(@ucu1k2)です、好きな中華料理は麻婆豆腐です!

僕は料理(バトル)漫画が大好きなんですが、その中でも大好きな漫画の一つに「中華一番!」「真・中華一番!」があります。

(2017/10/24現在、kindleにて1巻無料購読可能)

料理の力で中国全土を支配しようと暗躍する闇の組織「裏料理界」と主人公マオ達一行がバトルする料理漫画なんですが、

  • 時の支配者、西太后を呪詛料理で洗脳しようとする
  • 長江を火の海にして焼き魚を作る
  • 万里の長城に敷き詰めた薄焼き卵の上に具材転がしてオムライスを作る

とにかく料理のスケールが凄いのと画力が凄い。
あと、基本的にマッチョ系武闘派キャラが多いので、油断するとすぐ刃物出血沙汰のリアルファイトするから凄い。
あと、審査員の顔芸が濃すぎて凄い。

で、作品の中で特に好きな言い回しがあって、敵の女幹部の発言、

「料理は人を幸福にする。裏返せばいつでも人を不幸にもできる。

確実に間違っているのに言い返せる気がしない確かな説得力とポーズ。
この世のすべての娯楽に当てはまりそうです。
もうこれでコロコロコミックお家芸の「玩具で世界征服」の整合性が取れたも同然です(真顔)。

ハイパーヨーヨーは人を幸せにも不幸にもする、突き詰めればそれがハイパーヨーヨーが人を支配するという事なんですよ。
ビーダマンが軍事兵器になるのも、オーバーテクノロジーなローラースケートで世界征服するのも問題ない気がしてきました。

ゆーいち

でも、「グランダー武蔵」のブラックバス釣りで世界征服はどうかと思いました。

大人になったらプラモデルは卒業なんですよ。

というように古今東西、「××で世界征服」を目論む秘密組織は絶えません。
では「ガンプラで世界征服」はどうでしょうか。

模型漫画の原点にして頂点とも言える「プラモ狂四郎」では、自我を持って暴走したコンピューターがプラモや玩具に偽装した殺人兵器を子供たちに与え国家転覆テロを図ろうとしましたが、「ガンプラで世界征服」というのとは少し違う気がします。

同時期に連載されていた「プラモ天才エスパー太郎」で悪役軍団が超能力で世界を混乱させようとしている旨が語られますが、具体的にどうするかは語られていません。

プラモ天才エスパー太郎
超能力でプラモデルに憑依(プラモイン)してバトルするコロコロ漫画。最強エスパーにしてボスの「魔仁塔 烈」は成長期=大人になるとプラモイン能力が低下しプラモの中に入れなくなってしまう(パワーも低下してそれが原因で最終決戦に負ける)という、声変わりでウィーン少年合唱団を引退するみたいな悲しい話でした。

これ以降は寡聞にして存じません。
作者のblogを読むと「超戦士ガンダム野郎」が世界征服を目論んでいたようですが、こちらは読んでいなかったので…

近年放送されたビルドファイターズでは「ガンプラマフィア」という非合法組織が出てきましたが、これもガンプラバトルを介した賭博操作であったり非合法品(海賊版?)の闇取引であったり、いわゆる目に見える形での世界支配という活動方針ではありませんでした。


というかビルドファイターズはガンプラで世界征服というより、ガンプラが世界征服している世界でしたし。

パチリというまでハメないからぁ!

模型業界の高齢化が叫ばれるのは今に始まった事ではなく、将来を見据えていわゆるKIDS層に訴える際に「世界を滅ぼす悪の軍団とのバトル」という展開は分かりやすく響くと思うのですが、問題の一つに、ガンプラそれ自体にアクション性がある訳ではないというあります。

ガンプラはミニ四駆のように自走するわけでもなく、ベイブレードのように手を離れて勝負が決する訳でもなく、カードバトルのようにテキストに沿ってバトルが進行する事もありません。
ガンプラは「(可動)フィギュア」なので当然です。
仏像とそこまで変わりません。

仮に仏像そのもので世界制覇を狙う少年漫画があったとすると、今ならJoJoのスタンドバトルのような形式になるんじゃないかと思います。毘沙門天vs矜羯羅童子、みたいな。
このスタンドの位置を担うのが「プラモシミュレーションマシン」であり「プラフスキー粒子」です。

ダンボール戦機では、アニメの中ではLBX自体がプラモというよりほぼ小型のロボットというプラレス三四郎状態でしたが、実際のLBXのキットそのものは動かないという問題に対しての一つの回答がライディングソーサの販売でした。

ライディングソーサ
ミニ四駆ほどの大きさでLBXのキットを乗せてラジコンで操作可能なステージ(土台)。LBXをソーサから落下させたりソーサごとリングアウトさせたりすると勝ち

もう一つ問題なのが、「ガンプラは購入時に完成していない」事です。
当たり前の事なんですが他の玩具は換装パーツがあるにしても基本的に完成品です。
模型は未完成であるが故に個性が発揮されるという側面を持っていますが、しかしガンプラに限らず模型は「基本工作多すぎ、完成まで長すぎ」です。

パチ組みと徹底改修品で戦闘力は同じ、というのは特例を除き、世界観としては理不尽で認められないでしょう。
実際にシミュレータールールを使用している作品では「作り込んだキットほど強い」設定になっています。

そうなるとそのキットの強さの表現は戦闘ギミックか作業風景のどちらかに依存するのですが、後者は絵面としては恐ろしく地味です。
ビルドファイターズでもそうでしたが、物語の狂言回し兼成長役として、主人公にガンプラ初体験の「初心者」かそれに似た属性が与えられる事が多く、スキルアップのために作業シーンは外せないのですがHow toものはせいぜいやれて1、2回ぐらいでしょう。

他の玩具では「デッキを組む」「強化パーツを組む」という創造性がそのままバトルに直結するのですが、ガンプラをそのまま組み立てるのが許されるのは最初だけです。

しかし番手を変えながらヤスリ掛けし続けたり、塗装したり汚したり、あまり動きのない場面はウケが悪い事が予想されます。アニメであれば画面に動きが無さ過ぎて画面下にDVD&BD発売テロップとかイベント告知を打たれたりします。
更に簡単な改造と言いながら高い技術や高価な機材を必要としたり、商品イメージにも配慮しなければいけなかったりもします。原作ありの悩ましい所です。

つまり製作する事が楽しさの要素でありながら、技術を前面に打ち出した内容では盛り上がらないという、少年向けホビー漫画としては非常に構成が難しい題材の一つなのです。

商品イメージにも配慮
プラモ狂四郎では作中で新発売の1/100リアルタイプガンダムに駄目出ししてたり、これからは洋物(プラモ)の時代だぜ!とか言ってみたり、かなりのフリーダム
基本工作では盛り上がらない
これがある程度年齢層が高めになると、基本工作あるあるネタとかそれだけで楽しめる傾向にある。真っ暗闇の部屋でヤスリ掛けしたりとか。

少年向け模型漫画がこの先向かう一つの方向

少年漫画に限らないですがまずは勝敗(バトル)ありきです。
「ガンプラ漫画」としての王道は、やはりシミュレーター系でのガンプラバトルだとは思いますが、製作技術については後半はほぼスルーされる運命にあります。

そこで「1対1から複数人でのバトルが成立し、かつ、技術力を見せ合い、うんちくを述べる事が可能で、ある程度の画面映えのするトンデモスキルを許容する漫画のフォーマット」と言えば思いつくのは料理漫画です。

昔、「3D甲子園 プラコン大作」という、会場の棚に積まれたプラモや素材を取ってきて時間内にテーマに沿ったジオラマをチームで完成させるという、料理漫画のフォーマットを踏襲した劇場審査型のプラモ(ジオラマ)製作漫画がありましたが、この方向にもう一度スポットを当ててもいいのではないでしょうか。

参考 プラコン大作iiba イーバへようこそ

料理と違い五感全てにダイレクトに訴えかける共感性の高い題材とは言えませんが、料理漫画も70年代前半から半世紀近い年月をかけて進化してきましたし、ロボットの戦闘シーンが欲しいならリアクション芸のイメージ映像の中で機体同士にバトルさせたりも可能なんじゃないでしょうか。

まぁあと、作品の衝撃で全裸になってしまう女の子とか配置しておけばなんか行けそうな気がします(イケるとは言ってない)